【seo対策とは】Webサイトを構築するならseo対策は必須!メリットや種類を徹底解説
- 2022.04.19
- デジタルマーケティング
- seo, seo対策, web制作, 初心者
Webサイトの構築時に行うべき大切なポイントのひとつには「seo対策」があります。ただ、seo対策といっても、具体的な対策はどのようなものがあるのかよくわからないという人も多いようです。そこで、本記事ではseo対策とはどういうものなのかについて、その種類も含めて詳細に触れつつ、メリットや注意点などについても解説します。
1.検索エンジンの上位表示を目指す!seo対策とは
「SEO(Search Engine Optimization)は、日本語で「検索エンジンの最適化」という意味です。実際に検索してみると、検索窓に打ち込むワードが1つ足りないだけで表示されないサイトもあります。ユーザーが知りたい情報を得るためには、さまざまなワードを工夫して打ち込まなければならず、なかには検索自体を諦めてしまうケースもあるようです。つまり、ユーザーにとっては知りたい情報がワードを入れて検索したときにパッと出てくる状態が望ましいといえます。
seo対策はGoogle、Yahoo!といった検索サイトでユーザーが検索した際に、自社のWebサイトが検索結果上位に表示されるように対策することを指します。 さらに具体的にいえば、自社のWebサイトの内容を検索エンジンがより理解しやすくなるように最適化することです。ちなみに、日本で利用されている検索エンジンの7割がGoogleと多いことから、seo対策をするのであればGoogle検索において上位表示されることを目指すのが有効といえます。
2.結果がすぐに出るとは限らない?seo対策の心構え
seo対策は、はじめてすぐに効果を得ることができるわけではありません。場合によっては1年前後あるいはそれ以上の期間がかかるケースもあるため、焦らずに努力を継続することが大切です。また、seo対策をするためにはコンテンツを長期的に更新したり、改修したりといった作業も必要になるので、時間や費用、人などがかかるので覚悟が必要になります。
さらに、ゴールを何にするのかによって対策方法が異なり、たとえば、目的がPVなのかCVなのか目的は明確にしておかなければなりません。しかも、そのときどきで必要になる知識やテクニックがなければ、せっかく行った対策もうまくいかなくなってしまいます。全体ではなく、一部分のみを重要視したことでユーザー目線になっていなかったり、HTMLの書き方のミスで品質が低下したりすると信頼できないサイトとして認識される可能性が高まるので注意が必要です。seo対策を成功させるためには、専門知識があるプロのWeb制作会社に任せるのもひとつの方法です。
3.seo対策するなら理解が必要!Googleの考え方
seo対策をするのであれば、検索エンジン最大手であるGoogleがどのように考えているかを知るのが大切です。Googleが最も重要視している評価基準が「E-A-T」といっても良いでしょう。「E-A-T」はExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)のことです。ユーザーが検索したいことに対してニーズに合わせた検索結果ができているかどうかを評価する基準で、コンテンツの作成時に重要なのはこの評価基準をどのように満たすかです。
また、「YMYL(Your Money or Your Life)」は健康的な生活を過ごすために影響を及ぼすテーマを指しています。Googleが定めるYMYLの対象は最新ニュースや経済、ショッピングなどです。これらのテーマの情報が誤った状態で流されると、人々の暮らしに悪影響を及ぼすことになります。そのため、Googleはこれらを扱っているサイトには特に専門性や信頼性の高さを求める傾向があるので注意したうえでのサイト構築が必要です。
4.集客力アップや費用対効果が期待できる!seo対策のメリット
seo対策は簡単ではなく、苦労する場面も少なくありません。ただ、結果を出すことができれば、その分さまざまな成果を得られます。こちらでは、seo対策をするメリットについて解説します。
4-1.検索流入の増加と安定
検索大手であるGoogleに評価されてキーワードの検索順位の上位で表示されると、その分検索による流入の増加も可能です。「検索流入の増加=集客数のアップ」といってもよく、効果的なランディングページとの組み合わせによって、売上、コンバージョンの大幅な向上が期待できます。つまり、検索上位に表示される状態を継続できれば集客が安定し、企業名で検索されるなど企業としてのブランド力アップにもつながるなどメリットも多いのです。
4-2.宣伝費の節約
インターネット広告は一度に多くの人の目に留まりやすく、短期的な成果を得やすいですが、seoは対策によって中・長期的な成果につながりやすいです。seo対策で上位表示されると継続的に検索結果に表示されやすくなるため、この時間が長いほど広告費用を抑えることが期待できます。検索の上位表示時にはインターネット広告よりクリック率が高いといわれており、継続的に広告の費用を抑えやすくなります。
4-3.コンテンツの資産化
seo対策をしたコンテンツは、きちんと保守管理し続けることで半永久的にインターネット上に残り、資産になります。そのため、初期費用がかかったとしても、それが無駄になりません。目的を明確にし、検索上位に表示されるように工夫された良質なコンテンツは、継続的に残ることでサイト全体のseo評価を高めることにつながります。ただ、データ自体が消去されてしまうと取り返しがつかないことになってしまうので、サイトのバックアップを必ずとっておくのが大切です。
5.大きく分けると3つ!seo対策の種類
seo対策によって検索上位に表示されるためにできることはさまざまですが、大きく分けると「内部対策」「外部対策」「コンテンツ対策」の3つがあります。そこで、こちらではそれぞれの対策について詳しく見てみましょう。
5-1.内部対策
内部対策は自分ができる範囲で行えるseo対策を指し、例を挙げると、ユーザーの興味を引くようなコンテンツの作成やクリックされやすい人目につくタイトルを考えたり、適切なヘッダーの使い方をしたりといった方法です。Googleの検索表示の順位に関する基準は公開されておらず、変更も頻繁に行われているといわれているため、一度コンテンツを作成したからと放置していては検索上位に表示されなくなる可能性もないとはいえません。
検索エンジンに自社サイトを見つけてもらうためにできることとして、XMLサイトマップの作成、内部リンクの最適化、わかりやすいコンテンツづくりなどの対策が有効です。ほかにも、ユーザーが使いやすくなるように文字サイズの調整やページ速度の高速化も内部対策として必須といえます。細かな部分ではありますが、こういった見やすさ、使いやすさはユーザー獲得には欠かせないものです。なかでも内部リンクはユーザーが検索結果の表示順位にかかわってくることもあるほど重要ポイントなので、必ず最適化するようにしましょう。
5-2.外部対策
外部対策は、ほかのサイトなどから評価を受けるために行うseo対策です。検索上位に表示されているサイトから評価され、リンクを獲得できるとその影響で自社サイトの検索順位も一気にアップする可能性が高まります。これは、検索エンジンが外部サイトにリンクされるほど良質なコンテンツを持っているサイトであると判断する材料になるからです。一般的に、良い口コミ数が多ければ良い店であると判断する人が多いように、被リンク数の多さは非常に重要なものであるといえます。
ただ、被リンクの数が多いほど良いとはいえ、1つのサイトで10本のリンクがあるより、ドメインが異なるさまざまなサイトにリンクをされたほうがGoogleでの評価は高いです。どのような人にリンクしてもらっているのかも大切な部分で、一般の人だけではなく、できれば専門家や著名な人におすすめしてもらうことを目指しましょう。
また、かつて多かった手法のように被リンクを購入するのではなく、あくまでも自然に獲得できることが重要になります。外部対策は自社でコントロールしにくいですが、できる限りのことを行うのが大切です。一般的には、SNSによる拡散などでサイトの露出度を高めるのが基本といっても良いでしょう。コンテンツ自体のボリュームを出したり、独自性を持たせたりすることも必要です。
5-3.コンテンツ対策
コンテンツ対策はキーワード検索をして自社サイトを訪れたユーザーが満足できるコンテンツを作成し、検索結果での上位表示を目指す対策です。良質なコンテンツとは類似記事がほとんどなく、誤字脱字もない状態で、信頼できる専門家が記事の執筆をしているものなどを指します。良質なコンテンツづくりをする際には検索上位に表示されているサイトがヒントになるので参考にしましょう。そういったサイトはGoogleから高い評価を得ているコンテンツの作成ができているからです。
それらのサイトにはあり、自社サイトにはないコンテンツとは何かを分析してみることもポイントになります。参考にするだけではなく、できるだけ検索上位に表示されるためにも、そのサイトのコンテンツ以上のものをつくるためにはどうするべきなのかを検討することも大切です。古くなったページについても放置したままにするのではなく、定期的にメンテナンスをすることも重要な対策になります。情報の信頼性も大切なので常にアップデートし、自社サイトには常に最新情報がある状態が望ましいです。
6.分析で必須!seo対策で役立つツール
seo対策ではseoの状況を分析・把握するためにツールが必要不可欠です。ツールはさまざまですが、最初に導入するのにおすすめなのが「Googleサーチコンソール」「Googleアナリティクス」の2つで、これらはGoogleから無料提供されています。「Googleサーチコンソール」は愛用者の間で「サチコ」と呼ばれており、自社サイトがGoogleでどのような認識をされているのかやインデックス情報、カバレッジなど幅広いデータの取得も可能です。
これらの情報を確認することでseo対策の効果について検証し、どのような改善をするべきなのかといった判断がしやすくなります。ユーザーのニーズに合ったコンテンツ以外にも、自社に足りないコンテンツについて把握することも可能です。具体的には、検索パフォーマンスでは検索されたキーワードと表示回数、クリックされる確率や実際にクリックされた回数、掲載された順位の平均についてわかります。
「Googleアナリティクス」は通称「GA」で、自社サイトへの流入がどのような状況なのかを細かくチェックすることができます。利用方法は簡単で、Googleアカウントを取得し、アナリティクスにログインするだけです。自然検索のほか、SNSや広告、メルマガなどさまざまなチャネルから訪問している人数、閲覧されたページ数、リンクを使用したユーザーなどについても確認できます。
あらかじめ自社サイトを登録しておけば、自社サイト内でのユーザー行動についても情報収集が可能です。たとえば、ユーザーの属性、見たコンテンツ、成果を得た確率、広告の効果などが挙げられるでしょう。見ている人が多いコンテンツ・商品などはクリックしやすかったり、目につきやすかったりする位置に変更し、ユーザーの属性に効果的なサイト作成もできます。
7.検索結果に永久に表示されないことも?seoの禁止行為
Googleは良質な検索結果を保つためにガイドラインを設けているため、こちらに違反するとペナルティを受けなければなりません。ペナルティは検索結果で永久に非表示になったり、永久非表示とまではいかなくても、検索結果の上位に表示されなくなったりというものです。検索結果に表示されなくなるのは、自社にとって大きなマイナスになります。
ペナルティになる行為についての例を挙げると、人為的なリンクや業者からの偽リンク購入などやほかサイトからのコンテンツのコピー、キーワードの膨大な詰め込み、隠しテキストなどがあります。人為的なリンクを大量に行うことは「リンクファーム」と呼ばれており、大量のWebサイトが相互リンクを貼っているのが特徴です。こういった行為は違反したseo対策のひとつで、Google検索エンジンからの評価の向上が狙いとなっています。
さらに、不正アクセスを受けたサイトもペナルティの対象になってしまうことから、自社サイトが不正アクセスされないようにセキュリティの強化を意識することも重要です。これらのなかでも、特に大きなペナルティと判断されるのが人為的なリンクや業者などからのリンク購入となっているため、seo対策として魅力的と感じてもそのような行為はしないようにしましょう。自社の被リンク状況については定期的にチェックし、覚えがないリンク先があったときは解除をするなどペナルティを受けないように注意することが大切です。
seo対策で困った際は、弊社seoコンサルティングサービスにお任せください。
Webサイトへの集客は大きな課題であり、seo対策を行う重要度は高いといえます。本記事ではseo対策についてさまざまな面からまとめているので、ぜひ参考にしながら対策してみてください。ただ、seo対策をしてもうまく効果を得られないケースもあるかと思います。その際は弊社SEOコンサルティングサービスも提供していますのでお気軽にお問い合わせください。
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