【seoのキーワード選定の手順】seoはキーワード選びが重要!覚えておくべき手順とポイントは?

【seoのキーワード選定の手順】seoはキーワード選びが重要!覚えておくべき手順とポイントは?
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seoで重要になるといわれているのが「キーワード選び」であると聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。ただ、どのようなキーワードを選択するのが効果的なのかがよくわからないという人も少なくありません。そこで、本記事ではseoでなぜキーワード選択が重要なのか、またどのように選択すれば良いのかという手順を含め、キーワード選択におけるポイントについて詳しく解説します。

1.seoとは何?

seoは「Search Engine Optimization(検索エンジンの最適化)」の略で、一般的な検索経由で見込み客を増やす目的のために行うマーケティング戦略です。具体的には、検索エンジンで特定のキーワードを検索されたときにできるだけ上位に自社商品やサービスが表示されるようにコントロールを行い、見込み客の目に触れやすいようにします。これは、特定のキーワード検索をしているユーザーはすでに気になる商品・サービスの購入意思がほぼ決まっている状態であり、比較するために検索するという傾向を利用した方法です。

検索している時点でモチベーションが上がっており、こういったユーザーが実際に商品購入・サービス利用をする可能性は高めであるといえます。また、検索をした際に最上位(1位)に表示されたサイトは訪問される確率が高いです。そのため、自社製品が検索結果の上位に表示されることは、商品購入・サービス利用の検討をしてもらうという意味で非常に重要です。

2.seoでキーワードが重視される理由

検索エンジンの利用時には必ずキーワードを入力しますが、目的の商品・サービスをより見つけやすくするためには単語の組み合わせを行う人が少なくありません。そのため、商品購入・サービス利用の検討をしているユーザーに入力されやすい単語を調べることが大切です。入力されるキーワードの傾向を把握できれば、自社サイトを上位表示するためにコントロールし、購入意欲が高いユーザーに訪問してもらうことが期待できます。

ただ、ユーザーが実際に入力するキーワードと自社サイトで想定しているキーワードが必ずしも一致しない場合もあります。そうなると、商品購入・サービス利用につながる可能性は低くなり、ターゲットにしているユーザーに自社サイトを見てもらうこともできません。つまり、想定するキーワードの選定は重要であり、ユーザーの入力するキーワードとのマッチは必須です。キーワードのミスマッチを避けることができればユーザーの興味を引き、コンバージョンアップにもつながります。

さらに、キーワードが極めて似ているものであったとしてもユーザーが知りたかった情報とは異なる可能性もあります。たとえば、キーワードの組み合わせ方が違うだけでも欲しい情報を得られなくなる場合もないとはいえません。キーワードとその組み合わせを重要視することは、ターゲットとするユーザーの自社サイト訪問のために大切です。

3.seoを意識した3種類のキーワード

こちらでは、検索エンジンにおいて入力されることが多い「seo対策キーワード」3種類について解説します。

3-1.情報型キーワード

情報型キーワードは知りたい情報を得るために入力するものです。「インフォメーショナルクエリ」と呼ばれている場合もあり、疑問・悩みの解決、目的達成のための方法を知ることなどが目的となっています。具体的には「ネクタイ 結び方」「鶏むね肉 レシピ」というように検索するものが情報型です。これはネクタイが欲しい、鶏むね肉を購入したいというわけではなく、どのように活用できるのかを知るのが目的となっています。

ほかには、キーワードに価格や長さ、時差、解消法などのワードが組み合わせられているタイプも情報型です。情報型は、基本的に知りたい情報を得るのが目的であり、購入・利用などの行動に発展しないケースが少なくありません。「ピアノ 練習方法」「ピアノ 独学」「ピアノ コツ」なども情報型キーワードですが、こういった場合もユーザーは商品購入・サービス利用をしたいわけではありません。つまり、知りたい内容が情報公開されているサイトを見つけることができれば良いため、情報型キーワードで上位表示されたとしても、商品購入やサービス利用にはつながりにくいです。もし、情報型キーワードでもseo対策を行うのであれば専用コンテンツの準備が必要になります。

3-2.取引型キーワード

取引型キーワードはトランザクショナルクエリとも呼ばれており、行動を伴う目的がある場合のキーワードとして入力されるものです。そのため、商品購入・サービス利用につながりやすく、seoとして向いているキーワードといえるでしょう。たとえば、「英会話 資料請求」「引越し 見積もり」「iPhone ケース」などはわかりやすい例です。 資料請求や見積もり、ケースの購入が目的であることがわかりやすく、ユーザーがそれを望んでいると読み取りやすいキーワードともいえます。

「ピアノ 教室」「ピアノ 調律」「ピアノ 大阪」といった組み合わせのキーワードも取引型です。この場合はピアノに関して教室や調律、地域など具体的な言葉を入力しています。ピアノを学びたい、調律を依頼したい、大阪でピアノの購入あるいは売却をしたいであろうこともイメージしやすいです。また、ピアノ教室が数多くある地域の場合は、これらのキーワードのみで目的を果たせないときがあります。そのため、さらに自分の住んでいる町や職場・学校近くといった限定的な地域名が加わるケースが少なくありません。

3-3.案内型キーワード

案内型キーワードはナビゲーションクエリ(GOクエリ)という呼び方もあり、サイト名や企業名、ブランド名など名称がキーワードとして入力されているものを指します。簡単にいえば、目的となる特定のサイトを見つけるために検索キーワードとして入力されるものです。わかりやすい例として、「店舗名 メニュー」「商品名 問い合わせ」「サイト名 ログインできない」などがあります。これらのキーワードの組み合わせを見てもすでに見つけたいサイトが何かという点ははっきりしており、そのサイトさえ見つかればそちらに移動すると予想可能です。ユーザーは目的サイト以外には興味がなく、求められているものが自社サイトでなければ何らかの成果を得ることはできません。

ただ、案内型に組み合わせられるであろうキーワードによっては、自社サイトに気づいてもらえる場合もないとはいえません。たとえば、検索されている案内型キーワードが「商品名」で、自社にも同じタイプの商品がある場合、上位表示されることでユーザーの目に入る可能性もあるでしょう。しかし、必ず自社サイトにも興味を持ってもらうことができるとは限らず、seo対策とした場合に難しい面があります。

4.最初にseo対策すべきキーワードは取引型

前述した3種類の検索キーワードのなかで、seo対策として有効なのは「取引型」「情報型」の2つです。初めてseo対策を行うのであれば、短時間で比較的低コストでスタートできる「取引型」が良いでしょう。取引型キーワードではすでにユーザーのニーズが明確で、商品購入・サービス利用などにつながりやすいからです。

情報型も成果につながる可能性が高いキーワードではありますが、条件としてユーザーが商品購入・サービス利用に至るほど納得できるコンテンツが必要です。そのためには作成するコンテンツのライティング、構造、デザイン等の見直しもしなければなりません。ユーザーがサイトを開いたときにすでに完成された状態でなければ、PVが増えても信用を失ってしまう場合が考えられます。それを避けるにはサイトの見直しに手間・コストを十分にかけなければならず、場合によっては長い時間が必要です。

ちなみに、1つのキーワードのみの場合は案内型かつ情報型あるいは取引型というケースもあるのでseo対策としては不明確で対応しづらいです。そのため、まずは自社の基本サービスに沿ったキーワードをメインにseo対策を行い、ユーザーの検索意図がわかりやすい複数のキーワードについて対策しましょう。ただ、検索キーワードが2つのみでは競合企業が多すぎるので、3つを組み合わせてユーザーの目にとまりやすい状況をつくるのがおすすめです。

5.キーワード選定前に行う4つの準備

seo対策としてのキーワードを選定することは重要ですが、その前段階として行うべき準備を4つ解説します。

5-1.サイトのテーマや目的を言語化する

候補となった検索キーワードと自社サイトのテーマ・目的が共通のものであることを確認しましょう。ユーザーが検索した際に目的と異なるサイトが表示されても、興味を持ってもらうことは難しいです。興味を持ってもらうどころか、検索したいものとは無関係なものが上位表示されると、違和感や不信感を持たれてしまいます。また、サイトを運営している目的も明確にしなければなりません。自社サイトを訪問するユーザーにどのような情報を知ってほしいのか、どのような行動を期待するのかといった点について確認が必要です。

自社サイトのテーマ・目的を明確にすることはキーワードの選定に加えて、ターゲット層や求める行動などを具体的にできるのでサイトの見直しにも有効です。さらに、具体的になったテーマ・目的をもとに言語化しましょう。ポイントは、ターゲット層というよりターゲットの要望や悩みの解消といった点を重要視して言語化することです。

5-2.訪問者のペルソナを設定

サイトのテーマ・目的を明確にした後は、次にseo対策のコンテンツに求める具体的なユーザーの設定を行いましょう。ポイントは、成果につながりやすいペルソナの設定を行うことです。さまざまな人に受け入れられるようなサイトは一見良いように感じるかもしれません。しかし、そういった万人受けするサイトは競合企業にもある可能性が高く、商品購入・サービス利用などにつながりにくいです。そのため、具体的なユーザーのイメージ「ペルソナ」を設定したうえでサイトの作成を行うことが重要になります。そうすることで、自社サイトのメッセージ性が高まります。

これまではターゲットの設定のみでも問題ありませんでした。しかし、多様化によって、より細かなペルソナの設定が必要になった背景があります。ペルソナの設定はユーザーのニーズ、解決したい内容、行動パターンなどの想定をしやすくするためのヒントになるので、サイト運営スタッフ同士でイメージ共有もしやすいです。

5-3.検索エンジンを理解する

検索エンジンで上位表示されるためには、検索エンジンそのものを理解しておく必要があります。検索エンジンはロボットが存在を認識したサイトのみを結果として表示しているため、その仕組みを把握しておかなければなりません。仕組みとしては、「クローリング」「インデクシング」「スコアリング」という流れになります。それぞれについて見てみましょう。

クローリングはサイト内のコンテンツ情報の収集段階であり、検索エンジンに表示されていません。インデクシングは収集済データのなかから必要なデータのみを選び、アルゴリズムによる処理がしやすい状態に変換したうえでデータベースに保存します。最後にスコアリングですが、こちらはインデクシング済のサイトを表示する順位を決定する段階です。表示順位については検索エンジンによって異なり、それぞれ評価基準が設けられています。つまり、検索エンジンに上位表示されやすいサイト構造、内容を理解していなければ、seo対策として適切なキーワード選定もできません。

5-4.ビッグキーワードとスモールキーワードを理解する

seo対策をする際に知っておくべきワードが2つあります。ひとつは「ビッグキーワード」で、こちらは検索ボリュームが1万以上のキーワードを指します。1つの単語で検索されることが多く、検索目的・ニーズがさまざまあるのが特徴です。「スモールキーワード」は検索ボリュームが1000以下のキーワードになります。目的が明確で具体的なニーズがある場合に入力されるキーワードです。

どちらにもメリットがあり、たとえば、ビッグキーワードの場合は検索上位に表示されると認知度の向上に役立ちます。ただ、認知度アップの影響によって自社サイトへの訪問者の増加が見込めますが、競合サイトが多いのが注意点です。そういった意味では、ビッグキーワードのみをseo対策に活用して効果を得るのは難しいといえます。スモールキーワードは目的・ニーズが明確なユーザーが多いことから、サイト訪問時に何らかのアクションを起こす可能性が高まります。また、ビッグキーワードと比較して競合サイトが少なく、検索上位に表示されやすいです。

6.seoを意識したキーワード選定の手順

こちらではseo対策に使用するキーワードを選定するための手順について解説します。

6-1.軸キーワードの決定

最初に検索エンジンに単体で入力される可能性が高い単語、つまり軸となるキーワードを決めましょう。この軸キーワードがサイトの方向性を決めるものとなるので、自社商品・サービスをどのような単語で表現すればわかりやすいのかを考えるのがコツです。たとえば、企業名やブランド名、サービス名のほか、パソコン、自動車、英会話といった一般的な単語などが挙げられます。ここで注意するべきなのが、検索意図が限定されすぎないような単語にすることです。検索意図の限定はユーザーのニーズを狭めてしまう可能性があるため、シンプルで思いつきやすい単語を軸キーワードにするのが良いでしょう。

6-2.軸キーワードからイメージを膨らませる

軸キーワードが決まった後は、さまざまな角度からイメージを膨らませることが大切です。検索エンジンに候補として表示される「サジェストキーワード」は過去の検索キーワードから自動生成されるため、人気の高いキーワードを探したいときに役立ちます。また、軸キーワードと組み合わせられた状態、たとえば、「ヨガウェア 可愛い」というように「軸キーワード+ほかの単語」にすると、さらに詳しいイメージの取得が可能です。

検索キーワードと関連度が高い「関連キーワード」は専用ツールによって抽出され、同義語・類義語といった検索頻度が多いニーズが高めのキーワードの調査ができます。ヨガウェアを例にすると、「ヨガウェア 30代」という結果が出た場合、30代にニーズがあるとわかるでしょう。これをヒントにすれば、より幅広いキーワードを見つけられます。

サイトに流入するユーザーが検索しているのが「流入キーワード」です。SNSや口コミなどで使用されやすいキーワードもあり、ユーザーのニーズを知るヒントになります。流入キーワードの調査は、自社サイトへの訪問をする際に検索された回数が多いキーワードから表示されるGoogle Search Consoleのようなサービスも参考にしやすいです。このように軸キーワードをもとにしてできるだけイメージを膨らませましょう。情報量が多くなりすぎても、後で必要なものを取り出せば問題ありません。

6-3.キーワードをグループ分けして対応するニーズを考える

検索からの訪問者が多くても、成果につながらないのでは対策効果が十分ではありません。イメージを膨らませることができたキーワードをユーザーの想起度・行動意欲などを考慮し、さらにニーズ、属性にグループ分けしましょう。想起度とはユーザーが自社製品・サービスを思い浮かべる度合い、行動意欲とはユーザーが行動しようとする意欲のことです。

想起度レベルはジャンル名や「〇〇とは」と検索している場合、低い傾向にあります。想起度が高いときは、具体的な商品・サービスの名前などで検索していることが多いです。つまり、より具体的に商品・サービスについて知りたいというユーザーほど成果につながりやすいといえるでしょう。軸キーワードとともに自社製品・サービスの価格や評判をキーワードとして検索していれば行動意欲が高く、より購入・サービス利用の可能性が高いです。軸キーワードとともに入力する単語が使い方や修理などであれば、行動意欲が低いといえます。使い方や修理といったキーワードの検索をする人はすでに手元に商品・サービスがあり、使用しようとしている状態あるいはすでに使用中である可能性が高いです。追加で購入したい人は商品名と値段などで検索することが多いので、そういった点で判断できます。

6-4.検索ボリュームと競合サイトの確認

キーワードについて一通り決まったら、実際に検索して表示されるボリュームの確認をしましょう。ビッグキーワードかスモールキーワードなのかによって競合サイトの数が異なります。選定したキーワードがビッグキーワードだった場合は上位表示されにくく、たとえ表示されたとしても1ページの下部では成果につながりにくいです。もし最上位に表示されるとブランディング効果がアップし、サイトへの訪問者の増加を期待できます。ただ、継続的な成果を得るには高い競争率のなかで勝ち抜き、その位置をキープしなければなりません。

一方で、スモールキーワードは検索人数自体が少ないので認知度が上がりにくいうえ、成果にもつながりにくいです。そのため、適当なボリューム度合いを見極めて競合サイトと比較し、自社サイトのほうが優位であるかどうかの確認などが重要になります。比較したい場合は競合サイト分析ツールなどの活用が役立ちます。注意点はありますが、スモールキーワードは複数の単語の組み合わせで検索されているのでユーザーの検索意図を探るにはぴったりです。検索意図がわかれば成果率の向上を目指すこともできます。しかも、音声検索で表示されやすい傾向があるので、スマホなどで検索することが多いユーザーもターゲットにしやすいでしょう。

7.seoのキーワード選定における注意点

seo対策のキーワード選定ではユーザーが使用するものを基本とし、さらにニーズにも合っている必要があります。これは、自社サイトへ導くためのキーポイントといっても良いでしょう。また、ユーザーのニーズはそのときの状況次第で変化するものです。そのため、seo対策のスタート時に選定したキーワードをそのまま放置していては、いずれ成果を得られない状態になりかねません。そのときどきのユーザーのニーズに合ったサイトを目指し、定期的にキーワードの見直しをすることが大切です。見直し後には必要に応じてキーワードの再選定を行い、検索度が高いキーワードの情報についてはサイト内の情報量を増やすために特集を組んだり、関連ページの増加をしたりするのも効果的でしょう。

seoを意識するなら制作からプロに任せることも検討

seo対策を行いたいときには、自社サイトの見直しを行ったうえで検索キーワードの選定などやらなければならないことがさまざまあります。必要であれば、サイト作りを専門知識と経験豊富なプロに任せることを検討するのもおすすめです。ケイネックスではseo対策を兼ねたサイト制作も依頼できます。また、サイトの公開後もニーズに合わせたキーワード対策や、seoを意識したコンテンツ制作、内部サイトの改善といった運用もおこなえます。まずは気軽に相談してみましょう。

 

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