【WordPressとは】WordPressとは?メリットや利用時の注意点を解説!

【WordPressとは】WordPressとは?メリットや利用時の注意点を解説!
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ホームページを作ってみたいと思っている人なら、WordPressという言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。初心者でも使いやすいという声が多いので、気になっている人も多いはずです。ここでは、WordPressとは何かということから、WordPressを使うメリット・デメリットや利用するときの注意点などといった、基本的なポイントについて詳しく解説します。

 

1.そもそもWordPressとは?

ワードプレスとは

 

WordPress(ワードプレス)とは、Webに関する専門知識のない人でも簡単にWebサイトやブログを開設し、運用することのできるソフトウェアです。初心者でもWebサイトのコンテンツを管理するのが簡単なことと、オープンソースであるため無料で利用できることから、非常に人気を集めています。非常に多くの人がこのソフトウェアを使ってWebサイトを開設し運用しているので、フッターに「Powered by WordPress」と表記されているサイトをよく見かけるのではないでしょうか。

このような、専門知識を持っていない人でもWebサイトのコンテンツを管理できる仕組みはCMS(コンテンツ管理システム)と呼ばれ、さまざまなCMSが存在していますが、そのなかでもWordPressは世界のトップシェアを誇っています。

2.WordPressのメリット

ワードプレス メリット

ここでは、WordPressを使うメリットを紹介します。

  2-1.webサイトを簡単に作れる

通常、Webサイトを作成するとなると、Webに関する専門知識が必要となります。WebページはHTMLというマークアップ言語を使って作成されており、コードというコンピュータに対してのさまざまな命令語を使用して記述されるものです。HTMLだけでは難しい技術を使う場合には、スタイルシートの言語であるCSSやプログラミング言語であるJavaScriptといった別の言語の知識も必要になります。

自分の思い描いたようなWebサイトを実際に作成するためにこれらの専門知識を勉強するとなると、少なくとも数週間から数カ月程度は勉強しなければその力は身につきません。勉強しているうちに挫折してしまうということもあるでしょう。WordPressを利用するメリットは、そんな労力を使わなくてもWebサイトを簡単に制作することができる点なのです。

  2-2.HTMLの知識がなくても直感的に操作できる

ノーコード

WordPressのメリットの2つ目は、HTMLの知識がなくても直感的に操作ができる点です。各社のブログサービスを使ったことのある人にはその感覚がわかりやすいかもしれません。ブログサービスを使えば、特にHTMLの知識がなくても自分の書きたいことや画像などをWeb上にアップすることができ、更新も簡単にできます。WordPressもHTMLの知識がなくても、ブログサービスに近い直感的な操作だけでWebサイトを制作でき、さらにブログよりもデザインやURLの自由度が高く、さらに各社のブログサービスの規約に縛られることなく自由な運営が可能です。もちろん、文字のサイズの変更や太字にするなどの記事の体裁を整える装飾も簡単ですし、画像も管理画面でアップロードや削除などの管理を簡単にできます。

  2-3.プラグインが豊富で機能を追加できる

WordPressのメリットの3つ目は、豊富なプラグインを追加することで、Webサイトに機能を追加したり、いろいろなカスタマイズができたりすることです。WordPressだけをインストールして使っているだけでは存在しない機能も、必要なプラグインを追加するとWordPressの機能が拡張されて使えるようになります。WordPressが公式に提供しているプラグインだけでなく、WordPressがオープンソースで開発されていることからサードパーティ製のプラグインもいろいろあります。

プラグインによる拡張機能のなかには、SEO対策やTwitterなどのSNSとの連携機能、Google AdSenseの管理、サイトマップの自動生成、問い合わせフォームの設置などもあります。PHPなどのプログラミング言語を知らなければ追加できない機能も、プラグインを追加するだけで自由度が高く、快適なWebサイトの構築をすることが可能です。

  2-4.テーマが豊富でデザインの変更が簡単

ワードプレスはデザインのテーマが豊富

Webサイトを作成するなら、誰もが集客力が高く、おしゃれでクールなデザインやレイアウトのページにしたいと思うものでしょう。WordPressのメリットの4つ目は、デザインセンスに自信のない人でも「テーマ」と呼ばれるテンプレートを使えばWordPressで作ったページ全体のデザインやレイアウトに変更することができる点です。WordPressの公式サイトにもテーマが豊富に登録されています。ただし、公式のテーマはほとんどが海外製で、日本語サイトに利用すると不具合が起こる可能性があるため、特に初心者の方は国産のテーマを探して利用することをおすすめします。

国産のテーマだけでも膨大な数が無料で提供されているので、自分のサイトの意図やフィーリングに合ったものを見つけて利用してみましょう。テーマの選択肢はブログサービスのデザインと比較すると、格段に豊富です。ただし、どのテーマを利用するかは、サイトを作成する最初の段階のうちに決めるようにしましょう。サイトを作り込んでから違うテーマに変更することもできるのですが、大変な手間になってしまうためです。

3.WordPressのデメリット

ワードプレス デメリット

次に、WordPressのデメリットを紹介します。

  3-1.HTMLよりも表示速度が遅い

WordPressを利用するデメリットの1つ目は、HTMLのサイトよりもサイトの表示速度が遅くなりがちな点です。HTMLを使って作成されたサイトは、サーバから直接HTMLファイルを読み込んで表示させる単純な仕組みなので、表示速度が速いという特徴があります。それに対し、WordPressで作成されたサイトは、ページが表示されるそのたびにデータベースからページの構成要素を呼び出してサイトを構築するという動的な動きをするので、どうしても表示が遅くなりがちなのです。

サイトの表示速度が遅くなると、SEOの評価などに悪影響が出るおそれがあります。これを改善するためには、画像を軽量化したり、サイトの表示スピードを改善するプラグインを利用したりするなどの工夫が必要です。

  3-2.セキュリティリスクがある

セキュリティリスク

WordPressを使うデメリットの2つ目として、セキュリティ面にリスクがあることが挙げられます。世界のトップシェアを誇るオープンソースのソフトウェアで、専門知識に乏しい初心者にもよく利用されていることは、裏を返せばハッカーの攻撃対象として何かと好都合だということです。ハッカーに攻撃されれば、サイトの内容を消されてしまったり、顧客データを盗まれてしまったりする可能性があります。そのような取り返しのつかない事態になる前に、セキュリティ対策を万全にしておく必要があるでしょう。

対策としては、セキュリティ対策のプラグインを利用することがあります。ただし、プラグインによっては脆弱性が放置されているものもありますので、利用する際にはいくつものプラグインをよく調べ、比較・検討するようにしましょう。また、無料で使えるWordPressですが、利用するにはサーバを用意する必要がありますので、十分なセキュリティ対策が施されたレンタルサーバを利用することも有効です。

  3-3.サポートデスクがない

サポートデスク

無料で使えるのがメリットのWordPressですが、その代わりにサポートデスクがないのが難点であり、デメリットのひとつと言えるでしょう。何かしらトラブルが起きたとき、あるいは使い方がよくわからないときなど、つまずいてしまったときには自力で調べて解決しなければなりません。ただ、非常に利用者の多いソフトウェアですから、ネット上にはWordPressに関する情報やトラブルシューティングが数多く公開されています。自分の抱えている問題の解決策を紐解く情報は、探せばきっと見つけることができるでしょう。

また、サポートがまったくないわけではありません。電話での相談はできませんが、サポートフォーラムに問い合わせれば質問に答えてもらえます。それでも、スムーズなサイトの構築や運用を日々進めるためには、自分でも日々情報収拾を重ね、対処方法を見つけておく必要があるでしょう。

4.WordPressを始めるときに準備するもの

サーバー

WordPress自体は無料で利用することができますが、サイトを構築するためのソフトウェアがあるだけでは、Webサイトをネット上に公開することはできません。WordPressを使ってWebサイトを開設し、運用を始めたければ、レンタルサーバと独自ドメインを用意する必要があります。もちろん、専門知識を十分に持っている人ならサーバをレンタルせずに自分でサーバを構築する人もいますが、初心者には月額1000円程度のレンタルサーバで十分です。

なかには、WordPressを簡単に使えることに特化したレンタルサーバのサービスもあるので、使い勝手や予算を考えてどの業者のサーバをレンタルするかを熟考しましょう。それともうひとつ、準備しておくべきものはWordPressのデザインテーマです。いろいろなテーマを試しながら運用したいと思う人もいるかもしれませんが、最初に自分のWebサイトのコンセプトをしっかりと決め、それに合ったデザインテーマを考えておくことは、特に初心者には重要なポイントとなります。とくに決まったイメージがないのであれば、無料で表示速度が速く、関連記事や人気記事ランキングの表示など、細かい機能が内包された日本製のテーマがおすすめです。

5.WordPressを利用するときにかかる費用

wordpress 費用

WordPress自体は無料ですが、レンタルサーバの初期費用と利用料金、ドメイン取得の費用がかかります。どうしても有料のデザインテーマが使いたければ、その費用もかかるでしょう。レンタルサーバのサービスには無料のものもありますが、セキュリティ対策の必要なWordPressによるサイト運営を安心して続けるには、やはり有料のサーバを使ったほうが安心です。初期費用は3000円程度、月額料金は毎月1000円程度のものがよく使われています。

独自ドメインの購入費はドメインの人気度や種類によって異なります。安いドメインなら数百円程度で購入できますが、人気のある「.jp」や企業で使われる「.co.jp」のようなドメインの場合、数千円〜1万円以上の費用がかかることもあります。ドメインは買い切りではなく、毎年更新費用がかかることも頭に入れておきましょう。また、レンタルサーバのサービスのなかに、ドメインの取得費用も含まれていることもあるので、その点も比較して検討してもいいかもしれません。もし、有料のデザインテーマを使いたい場合は、大半が買い切りタイプで1〜3万円程度で購入することができます。

つまり、WordPressでWebサイトの開設・運営を始めるときに必要な費用は、有料テーマを利用する場合には初期費用が2〜3万円程度、それに加えてレンタルサーバの月額料金やドメインの更新費用などで毎月数千円程度がかかることになります。

6.WordPressを利用するときの注意点!

wordpress 注意点

最後に、WordPressを利用する際の注意点をいくつか紹介しましょう。

  6-1.動画や画像を使いすぎない

WordPressで作成したWebサイトは、表示速度が遅めだという欠点があります。そのため、動画や画像を使いすぎないように注意しましょう。動画や画像はデータ容量が非常に大きいため、使えば使うほどページの表示速度がさらに遅くなってしまいます。あまりにも表示に時間のかかるサイトでは、ユーザーも待っている間にイライラしてしまい、せっかくサイト自体を気に入ってくれても離れていってしまう可能性が大きくなります。特に、トップページには動画や画像を多用するのは避けるようにしましょう。

  6-2.投稿と固定ページをうまく使い分ける

WordPressは非常に自由度が高いため、よく考えて構成しないと複雑な作りになってしまいます。最初に深く考えず適当に構成してしまうと、後になって運用が難しくなり、収拾のつかないページになってしまうリスクもあるのです。ページの構成は最初にしっかりと決めておきましょう。上手に構成する方法としては、記事を投稿する「投稿ページ」と、記事一覧には入らない「固定ページ」に分けてページを作っていくことです。更新するのは投稿ページであり、運営者のプロフィールやお問い合わせのページは固定ページといった具合です。そして、ページ間のナビゲーションがスムーズになるようにサイトを構築していくようにしましょう。

  6-3.アップデートをして常に最新版にする

WordPressやプラグインは、日々少しずつ改良されたり機能が追加されたりと、アップデートがされ続けています。そのため、常にWordPressとプラグインのバージョンは最新のものを利用するようにしましょう。常に最新のものに合わせずにいると、WordPressとプラグインのバージョンが合わないことで相互に対応できず、正常に動作しなくなる可能性があるためです。それに、特にプラグインは古いバージョンのものを使い続けることでハッカーからの攻撃を受けやすくなってしまいます。アップデートはWordPressの管理画面から簡単にできますが、設定によって自動アップデートを有効にしておくことをおすすめします。有効にしておけば、特に何もしなくても常に最新版の状態になるためです。

  6-4.セキュリティ対策をする

ワードプレス セキュリテイ

ハッカーからの攻撃対象になりやすいという短所のあるWordPressのサイトですから、初心者といえどもしっかりとセキュリティ対策をしなければなりません。セキュリティ対策のできるプラグインの利用、セキュリティに強いレンタルサーバの利用などが有効となります。また、万が一ハッカーの攻撃を受けてサイトの内容が消えてしまうようなことがあっても、また復帰をするためにはこまめにバックアップを取っておくことが重要です。細々とした運用に忙殺されて定期的なバックアップを取ることを忘れてしまわないためには、バックアップをするためのプラグインを活用することも有効となるでしょう。

上手に活用すればWeb制作がスムーズに!

WordPressは初心者でも比較的簡単にWebサイトを作れるソフトウェアですが、慣れない人にはハードルが高いものでしょう。時代に対応するためWeb制作をしなければならないものの、それがストレスになるようであれば外部パートナーを活用するのも一つの手でしょう。株式会社ケイネックスでは、WordPressを活用したWeb制作支援をおこなっております。WordPressを活用してビジネスを加速させたいとお考えの方はお気軽にご相談ください。

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