【seo対策のキーワード選定ツール】SEO効果を高めるキーワード選定ツール6選!キーワード選定ツールでできることから選び方まで解説
- 2023.01.19
- デジタルマーケティング
- seo対策, キーワード対策、seo, キーワード選定ツール, コンテンツマーケティング, 初心者
コンテンツの制作を毎日行っていると、どのキーワードを狙ってコンテンツを作れば良いのか迷ってしまうこともありますよね。
キーワード選定をおざなりにすると、Webサイトにユーザーを集客することができず収益化に繋がりません。ですので、SEOの効果を高めるためには、よりユーザーの検索意図に合ったキーワードを選ぶ必要があります。
キーワード選定を効率化するために、SEO効果を高められるキーワード選定ツールを利用するのも効果的です。
この記事では、キーワード選定ツールでできることや選び方、おすすめのキーワード選定ツールまで開設します。
SEO効果を高めるためにキーワードを選定する重要性
SEO対策とは「Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)」の略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」です。コンテンツ制作で言うSEOとは、Webサイトの内容や目的を検索エンジンが理解しやすいように最適化する作業を指します。
とりわけ、どのキーワードを狙ってコンテンツを作成するかは、Webサイトの集客力に直結する重要なSEO対策となります。
Googleも「読者が求めているものを把握して提供する」ことを重視しており、ユーザーが検索しそうなキーワードを考えることの重要性を挙げています。
参考:Google検索セントラル
https://developers.google.com/search/docs/beginner/seo-starter-guide?hl=ja
キーワードと検索クエリの違い
SEO対策を行っていると「キーワード」と「検索クエリ」という語句が出てきます。
・キーワード:キーワードは検索エンジンでのマーケティングに用いる単語・単語の組み合わせ
・検索クエリ:ユーザーが検索エンジンに実際に入力した単語・単語の組み合わせ
例えば、商品名を検索する際に、ユーザーは必ずしも正式名称で検索をするとは限りません。商品名の「キーワード」に対して、カタカナ・平仮名・漢字の違いや略語など、ユーザーが実際に検索した単語が「検索クエリ」となります。
キーワードを選定する際には、ユーザーのクエリに寄り添って考えることも重要です。
SEOにおけるキーワード選定の目的
検索エンジンから自社のWebサイトにユーザーがアクセスしてもらうためには、キーワードを検索して自社のWebサイトを見つけてもらう必要があります。
ここでは、より効果的にSEO対策を行うために、キーワード選定を行う目的について解説します。
コンテンツの目的を単語化する
キーワードを選定することで、自社のコンテンツの目的を検索エンジンに分かりやすいように単語化します。
・サイト・コンテンツの特徴や目的
・ユーザーがサイトに訪問することで得られるメリット
・サイトを訪問することで解消できる課題
上記のような要素をキーワードとして単語化することで、サイトを検索エンジンで見つけてもらいやすくします。
競合の少ない関連キーワードを見つける
検索ボリュームの大きいキーワードは、競合するサイトも多くSEOで上位表示されることが難しくなっています。
単独のキーワードだけではなく、関連キーワードなどを組み合わせることで、競合の少ない複合キーワードを探し、自社のコンテンツの集客力を高めることができます。
ユーザーが検索するキーワードを設定する
ユーザーは、必ずしもマーケティング担当者が考える「キーワード」で検索しているとは限りません。例えば、専門用語や商品名などの場合、実際のユーザーの検索クエリとは乖離してしまっているケースがあります。
実際にユーザーが使用するクエリを調査することで、検索されやすいキーワードを選定し、ユーザーにWebサイトを見つけてもらいやすくします。
キーワード選定ツールとは?
「キーワード選定ツール」とは、対象のキーワードの検索回数やキーワードに対する自社サイトの順位状況、関連キーワードなどを探すことができるツールを指します。
ツールを利用しなくてもキーワードを選定することはできますが、マーケティング担当者が想定するキーワードを実際にユーザーが検索しているとは限りません。キーワード選定ツールを活用することで、検索エンジンで多くの方に検索されているキーワードを調べることが可能です。
・キーワード選定の効率が上がる
・効果的なキーワードを探せる
・キーワードに対する競合の状況を調べられる
SEOの効果を高めるために、コンテンツ制作者がキーワード選定ツールを活用することは必須と言っても良いでしょう。
キーワード選定ツールには、有料・無料のものがありますので、費用対効果を考慮してツールを選ぶことも重要です。
ツールを使用したキーワード調査の方法
使い方はツールによっても異なりますが、基本的なキーワード選定の流れは以下の通りです。
1:軸となるキーワードを決める
2:キーワード選定ツールに対象のキーワードを入力する
3:サジェスト・関連キーワードも含めて検索ボリュームや競合サイトをチェックする
ツールを活用することで、対象のキーワードが実際に検索ユーザーからのニーズがあるか、または、どのようなキーワードと合わせて検索されているかを調査することができます。
キーワード選定ツールでできること
キーワード選定ツールの機能や特徴はツールによっても異なりますが、キーワードの検索ボリュームの調査などは標準となっているケースが多くなっています。
ここでは、キーワード選定ツールを利用して具体的にどのようなことができるのかを解説します。
検索ボリュームを調査する
キーワード選定ツールの最も基本的な機能が、対象のキーワードの「検索ボリューム」の調査です。
検索ボリュームとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいてキーワードが検索された回数のことを指します。キーワードの検索ボリュームを調査することで、対象のキーワードに対するユーザーのニーズを知ることができます。
キーワードの競合を調査する
キーワードの広告出稿状況を調べて、キーワードの競合を調査することが可能です。
検索ボリュームの大きいキーワードの場合、売り上げに繋がるチャンスも多くなるため、競合サイトがリスティング広告を出稿している可能性も高くなっています。
リスティング広告に出稿されているキーワードは、SEO対策だけでは上位表示が難しくなるため、競合の多いキーワードを避けて、狙うキーワードを変えるなどのビジネス判断を行います。
また、自社でキーワードをリスティング広告に出稿する際の入札単価の相場を調べることもできます。
サジェスト・関連キーワードを調べる
キーワード選定ツールで「サジェストワード」「関連キーワード」を調べることで、キーワードで検索するユーザーの潜在ニーズを調べることができます。
・サジェストワード:検索エンジンでキーワードを入力した際に表示される予測候補
・関連キーワード:検索結果の下部に表示される、キーワードに関連した語句
ユーザーが情報を求めて検索する際には、1つの単語で検索するよりも、2つから3つの複合キーワードで検索をするケースが多くなっています。サジェストワードや関連キーワードには、ユーザーの解消したい疑問などが検索されていることが多く、ユーザーにとって有益なコンテンツの作成にも役立ちます。
また、競合が多く、単独ではSEOでの上位表示が難しいキーワードでも、サジェストワード・関連キーワードを組み合わせた複合キーワードなら上位表示を狙いやすくなるケースもあります。
おすすめキーワードの提案
検索したキーワードに対して、おすすめのキーワードを提案してくれるツールもあります。
指定したキーワードを基におすすめのキーワードを提案してもらうことができますので、キーワードが思いつかないという時にも選定の大きな手助けになります。
競合サイトの分析
ツールの機能によりますが、対象のキーワードにおける、競合サイトの検索順位や検索ボリュームを調査することも可能です。
URLを調査してクエリや表示回数・クリック回数を調査することもできますので、競合サイトの分析に役立つ機能です。
キーワード選定ツールを選ぶ際のポイント
キーワード選定ツールには、有料・無料の様々なツールが存在します。
ツールによって機能や特徴・メリットが異なるため、効果的にSEO対策をするためには、どのキーワード選定ツールを利用するのかという点も重要です。
目的に応じて選ぶ
検索ボリュームを調べたいのか、競合サイトの状況を調べたいのかなど、キーワード選定を行う目的によって選ぶようにしましょう。
・キーワードに関する需要を調べたい
・キーワードに対する競合の強さを調べたい
・複合キーワードを選定したい
このように、自社の目的をリストアップして、必要な機能の付いたツールを選ぶのが重要です。
ツールの運用コストで選ぶ
有料か無料か、または月額料金がどの程度かかるかなど、ツールの運用コストも重要な選定基準です。
無料のツールでもキーワード選定はできるものの、利用できる機能が限られてしまいます。とはいえ、ツールの月額費用は経費となりますので、運用コストは無視できません。
キーワード選定ツールは継続して利用することで効果を発揮するため、費用対効果を考えた上でツールを選ぶようにしましょう。
ツールの使いやすさで選ぶ
キーワード選定ツールは、ユーザーに一定のSEO知識があることが前提となっている場合が多く、多機能なツールほど使用の難易度は高くなっています。
キーワード選定のしやすさや、情報の分析のしやすさだけではなく、毎日利用するツールですのでUIがストレスなく利用できるかどうかも重要です。
特に海外製のツールを利用する場合には、説明文やコマンドが日本語対応していない場合もありますので注意が必要です。
キーワード選定における注意点
ここでは、キーワード選定における注意点を紹介します。
キーワードがサイトの方向性と合っているか?
キーワード選定の際には、やみくもに検索ボリュームの多いキーワードを選べば良い訳ではありません。
検索ボリュームの多いキーワードでも、サイトのテーマ・方向性と合わないと、サイト全体のコンセプトがズレてしまい、かえってSEOに悪影響を与えてしまう可能性があります。
自社サイトの方向性に合う、軸となるキーワードを1つ決めておくことが重要です。
1つのキーワードに固執しない
検索エンジンにはアルゴリズムがあり、特定のキーワードで上位表示されていたページでも、アルゴリズムの変更により順位が落ちてしまう可能性もあります。
1つのキーワードに固執してSEO対策を行っていた場合、アルゴリズム変更で順位変動があった場合に大きな損失となってしまいます。
キーワードがサイトの方向性に合っているかを確認した上で、複数のキーワードを設定してSEO対策を行うことがリスクヘッジとなります。
キーワードがサイト収益に貢献するか?
選定したキーワードが、検索ボリュームが多いだけではなく、サイトの収益に貢献するかどうかをしっかりと検証しましょう。
例えば、トレンドキーワードなどの場合、サイトへの流入は見込める半面、サイトを訪れたユーザーが直接的な購買行動を起こすケースは多くありません。検索してサイトを訪問したユーザーが、購買や資料請求などのアクションに繋がりやすいキーワードなのかも考慮する必要があります。
一般的には、ユーザーの抱える課題を解消できるようなキーワードはユーザーのアクションにも繋がりやすくなっています。
SEO対策に効果的なおすすめキーワード選定ツール7選
SEO効果を高めるためには、キーワード選定ツールを活用して効率的にキーワードを選ぶことが重要です。
ツールによって機能や特徴が異なりますので、選択したツールによってSEO効果に大きな違いが生じます。
ここでは、有料・無料のキーワード選定ツールの中から、特におすすめできる7つのツールを紹介します。
Googleキーワードプランナー
Googleの提供する無料のキーワード選定ツールです。無料ツールでありながら最も基本的なキーワード選定ツールとなっており、SEO対策にも十分に活用することができます。
・検索ボリュームの調査
・関連キーワード候補の調査
・キーワードの競合性や入札価格の調査
利用には「Google広告」のアカウントが必要ですが、広告を出稿する必要はないので無料で利用することができます。
Googleアドワーズ広告でのキーワードの入札価格の確認もできますので、必要に応じてそのままGoogle広告のアカウントで広告出稿ができる点も便利ですね。
Googleトレンド
Googleの提供する無料のトレンド検索ツールです。アカウント登録不要で無料で利用できますので、気軽に利用できるツールとなっています。
・キーワードの検索数の推移
・過去24時間のトレンドワードのチェック
・トレンドワードのランキングのチェック
・急上昇ワードのチェック
キーワードの検索ボリュームの推移をグラフで見ることができますので、狙いたいキーワードの需要の変化を調べることができます。
急上昇ワードでは、直近で検索数が急増した語句を調べられるため、トレンドキーワードの検索にも役立ちます。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、「関連キーワードツール(仮名・β版)」と「goodkeyword」が統合した、無料の国産ツールです。
サジェストキーワードを媒体ごとに抽出できるほか、質問サイトからもキーワードに関する質問を抽出してもらうことができるので、ユーザーの潜在ニーズの洗い出しにも役立ちます。
無料版では、キーワードの検索ボリュームを調査することはできませんが、Googleキーワードプランナーと組み合わせて利用することで、ラッコキーワードで拾ったキーワードの検索ボリュームを調べることも可能です。
なお、有料プランは年額29,700円となっています。
aramakijake.jp
株式会社ディーボの提供する無料ツールです。キーワードを入力して「チェック」をクリックするだけの簡単操作ですので、誰でも簡単に使えるシンプルなツールとなっています。
・検索数予測ツール
・競合検索数予測ツール
の2つの機能があり、Yahoo!とGoogleの検索数を区別して閲覧できる点が特徴です。
ahrefs
Ahrefs Pte. Ltdの提供する、高品質なSEO分析ツールです。海外仕様のため、申し込みやハウツーが英語表記ですが、ブログなどでも使い方が紹介されていますので、参考にすることができます。
キーワードの検索ボリュームや上位表示の難易度を調べられるほか、競合サイトの分析機能が豊富な点が特徴です。競合サイトのURLに流入しているキーワードを調べられますので、上位表示されている競合サイトが対策しているキーワードを知ることが可能です。
また、被リンク分析や流入キーワードの予測もできますので、WebサイトのSEOにも効果的です。
ahrefsは有料ツールとなっており、月額料金は99$からです。
ミエルカ
株式会社Faber Companyの提供する高品質なSEO対策ツールです。月額料金は15万円~20万円と比較的高額なものの、自社サイトのSEO対策だけではなく、コンテンツ制作の機能も充実しており、ユーザーの多いツールでもあります。
SEOの内部施策の改善提案を行ってくれる点が特徴となっており、SEO対策における課題やコンテンツ作成に必要な改善点を提案してもらうことができます。
サイト数やユーザー数によって月額費用は変動します。
SEO対策はキーワード選定ツールで効率的に行う!ユーザーに寄り添ったキーワード選定が差をつける
SEO対策には、効果的なキーワードの選定が最も重要です。
しかし、人力でのキーワード選定には限界もありますし、実際の検索ニーズとマーケティング担当者のニーズがズレていると集客には繋がりません。実際にユーザーが検索しているキーワードのニーズや、競合の状況を調べることで、よりSEO効果を高められます。
キーワード選定ツールを活用することで、ユーザーのニーズに寄り添ったキーワード選定が可能となり、コンテンツの価値も向上させることができますよ。
-
前の記事
【2022年Webデザインのトレンド】2022年最新版のWebデザインのトレンド8選!デザインTipsでサイトの鮮度を最新に保とう! 2022.10.24
-
次の記事
【ホームページ作成費用について】相場はどのぐらいなの?ホームページ作成費用について徹底解説 2023.02.01