デザイン思考がなぜWebサービスに必要か?デザイン思考でWeb集客を考える

デザイン思考がなぜWebサービスに必要か?デザイン思考でWeb集客を考える
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デザインにおける考え方をビジネスに活用する「デザイン思考」が注目されています。デザイン思考はWebサービスの運用にも非常に効果的です。デザイン思考でWeb集客を考えるメリットやデザイン思考のプロセスを解説します。

デザイン思考という考え方はビジネスの世界でも浸透しており、Webサービスにも広く活用され始めています。

デザイン思考は問題解決のための考え方で、デザイナーだけではなく、幅広く様々な企業にも採用されている思考方法です。

デザイン思考では、5つのプロセスでユーザーのニーズを具現化することができますので、Webサイトの管理者や運営責任者にも有用です。

この記事では、デザイン思考をWebサービスに活用するメリットや、デザイン思考の5つのプロセスを解説します。

1.デザイン思考とは?

デザイン思考とは、創造性の高い仕事を行うデザイナーやクリエイターが業務で使用する思考プロセスを用いて、独創性の高い課題に取り組むための考え方です。

「デザイン」そのものと「デザイン思考」は異なります。デザインは感情や使いやすさを設計する作業そのもの、デザイン思考はデザインの過程での思考のプロセスを指します。

デザイン思考は、デザイナーやクリエイターだけではなく、営業職や人事職、そしてWebサイトの管理者にも有用な思考方法です。

デザイン思考では、仮定した課題を解決するための方法を何度も検証し、試作を繰り返します。試作・検証を繰り返すことで、よりユーザーのニーズに沿ったサービスを設計する道筋を作ることができます。

2.Webサービスにデザイン思考を活用するメリット

デザイン思考では、テクノロジーとデザインをつなげる思考をすることができます。

Web上のサービスは今や一部の方が使うものではなく、誰もが利用する一般的なサービスになっています。ですので、ユーザーに選ばれるサービスを作り上げていくうえで、Webサービスにデザイン思考を活用することが有効です。

ここでは、Webサービスにデザイン思考を活用する3つのメリットを解説します。

2-1.ユーザビリティの高いWebサービスを設計できる

近年のWebサービスには、使い方が分かりやすく、誰でも簡単に使える高いユーザビリティが求められます。

デザイン思考を活用することで、サービスの提供側の先入観を排除して、ユーザー視点に立ったWebサービスの設計につながります。

コンテンツそのものはもちろんですが、フォントのサイズやリンクの位置1つ取っても、ユーザーの悩み・欲求に共感することでユーザビリティの高いWebサービスを作り上げられます。

2-2.チームでのサイト運用の意識を統一化できる

デザイン思考の考え方では、まず、ユーザーの抱えるニーズを定義するプロセスを踏むことで、サイト運用の意思を統一化しやすい点がメリットです。

チームでWebサービスを作る場合には、個々のチームメンバーの意思を統一することが難しい場合もあります。従来の、データからの仮説・検証を行うミーティングなどでは、スタート地点での仮説が異なった場合に目標・目的そのものがブレてしまう場合もあります。

統一化されたユーザーの悩みや欲求を解消するための意見を交換することで、チームメンバーの信頼構築にもつながります。

2-3. 1つのアイディアに縛られないサービスを作れる

デザイン思考の考え方を持つことで、1つのアイディアに縛られずに、独創的なサービスの設計につながります。

デザイン思考では、ユーザーのニーズを大きな概念として捉え、複数のアイディアから試作していきます。

成熟の進んだWebサービスの世界では、ある程度サービスの正解や成功例があり、ノウハウに準じて設計されることが少なくありません。そうした従来の方法では、大きな失敗はないかも知れませんが、独創的なサービスが生まれる機会には恵まれません。

3.デザイン思考のプロセス

 

デザイン思考は、5つの思考のプロセスによって段階的に組み立てられます。

また、順を追ってプロセスを組み立てるだけではなく、5つのプロセスは複数回繰り返されます。

ここでは、デザイン思考の5つの思考プロセスについて解説します。

3-1.共感

デザイン思考のプロセスの第1段階が「共感」です。ターゲットとなるユーザーに対して共感をすることで、ユーザーの悩みや欲求を想像して、潜在的なニーズを探っていきます。

共感のプロセスでは、アンケートなどでユーザーの声を直接聞くことが重要ですが、ユーザーの声をそのまま反映させるだけではなく、ユーザーの声に隠された潜在欲求をユーザー目線に立って考えていくことが重要です。

まず、ユーザーに共感して同じ目線に立つことで、最適なサービスを提供することにつながり、ユーザーのニーズを満たすことができます。

3-2.定義

「定義」のプロセスでは、ターゲットとなるユーザーのニーズを仮説として定義していきます。

ほとんどのユーザーは、新しいサービスに対して明確にニーズを持っている訳ではありません。ですので、ユーザーが「欲しい」と言ったサービスから、もう1歩進めて根本的な悩み・欲求を解消するためのニーズを考える必要があります。

ユーザーの抱える悩みや欲求を仮説立てて、潜在的なニーズを定義する必要があります。

3-3.概念化

「共感」「定義」のプロセスから、ユーザーのニーズを仮説立てることができたら、定義したニーズを満たすためのアイディアを概念化していきます。

概念化とは、一般的なデータ分析から導き出される結果とは異なり、大きな概念の形でアイディアを広げていきます。一旦、データや実現可能かどうかなどの枠を外してアイディアを出すことで、独創的なサービス設計につながります。

3-4.試作

「試作」のプロセスでは、概念化したアイディアをアウトプットしていきます。概念化のプロセスで出した複数案から、現実的なアイディアを形にしていくプロセスです。

デザイナーの仕事ではアイディアのアウトプットが非常に重要なプロセスとなっており、デザイン思考においても試作でアウトプットしていく行程が重要です。

3-5.テスト

「テスト」のプロセスでは、試作した成果物を実際に市場に出して、ユーザーからのレビューやフィードバックを行い、ブラッシュアップしていきます。

通常、チームでWebサービスを作っている場合、チームからの評価を聞き、改善点を探っていきます。しかし、チーム内でのミーティングでは、従来のデータからの仮説・検証の枠での会議になりますので、作り手側の都合で考えてしまいがちです。

デザイン思考の考え方では、成果物をリリースして終わりではなく、常に顧客の反応やニーズに共感して試作・テストを繰り返していくことが重要です。

Webサービスの場合、サイトの更新時に漫然と更新するのではなく、ユーザーの悩みや欲求を反映した更新を行います。

4.デザイン思考でWebサービスの問題点を改善しブラッシュアップする

Webサービスが広く誰にでも使われる現代では、優位性のあるWebサービスを設計・提供するためにデザイン思考の考え方が活用できます。

デザイン思考では、ユーザーの悩みや欲求に共感することで、潜在的なニーズを定義・概念化して、サービスを試作・検証します。

Webサービスを管理・運営するうえでも、デザイン思考の考え方を活用することで、サービスの問題点をブラッシュアップして改善していくことができます。

Webサービスでの集客に悩んでいる方も、デザイン思考を活用することで、改善の糸口を見つけられる可能性がありますね。

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